青春GOLF ――石川遼に密着! BACK NUMBER

精密機械の金。爆発力の石川と池田。
最終戦へ続く賞金王争いを徹底分析! 

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雨宮圭吾

雨宮圭吾Keigo Amemiya

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photograph bySankei via Getty Images

posted2010/11/29 12:05

精密機械の金。爆発力の石川と池田。最終戦へ続く賞金王争いを徹底分析!<Number Web> photograph by Sankei via Getty Images

金は「オールマイティーにうまくて技術のある選手」

 一方のキム・キョンテのプレーぶりは熱気ほとばしる石川や池田とは対照的に冷徹さを感じさせるものだ。

 平均飛距離は277.43ヤードで60位と非力ながら、パーオン率はダントツの1位で、フェアウエーキープ率も2位と精密機械のような安定感を誇る。

「キョンテは昔からあのまんま。多少飛ばないけど、曲がらないし、パターも非常にうまい。弱点はあるんでしょうけど、本当にオールマイティーにうまくて技術のある選手」と池田が語るようにスキを見せないゴルフを展開する。

 今週12月2日の木曜日から始まる最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップは、賞金ランク順にペアリングが組まれる。キム・キョンテと石川、池田の3人が同組でスタートすることになるのである。

 石川と池田の爆発力は堅牢なキム・キョンテの牙城を突き崩せるのか。

 キム・キョンテが涼しい顔で逃げ切ってしまうのか。

 三者とも目指すものは明確。4月から続いてきたシーズンも残すは4日間、72ホールの戦いのみである。

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石川遼
池田勇太
キム・キョンテ

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