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出るか、“第2の大野均”!
TLが初の合同選考会開催。
~日本ラグビーの埋もれた逸材探し~
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph byNobuhiko Otomo
posted2013/08/02 06:00
2009年度には高校日本代表候補にも選ばれた法大4年の加藤俊介。視野の広さに定評あり。
東福岡高校1年で花園の全国高校ラグビー優勝。ポジションは司令塔のSO。高3では史上最強と謳われたチームで5試合274得点という史上最多記録となる猛攻のタクトを振った。加藤俊介は同世代のトップランナーだった。
7月10日、炎暑の東京・辰巳で行なわれた「第1回トップリーグ合同選考会」。「トップリーグに行った先輩に連絡したりしたんですが、身体が小さい選手にはどこも興味がないみたいで。そんなときにこの機会があると知って、通用するかどうか、エントリーしました」という加藤は、85人の無名戦士の一人としてピッチを駆け、初対面のチームメートに鮮やかなパスを送り、美しいキックを決めた。