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自転車女子やカップルも増えた!
ブームを実感「東京アースライド」 

text by

疋田智

疋田智Satoshi Hikita

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photograph bySatoshi Hikita

posted2010/10/23 08:00

自転車女子やカップルも増えた!ブームを実感「東京アースライド」<Number Web> photograph by Satoshi Hikita

爽やかなり自転車女子。自転車カップルに幸あれ!

 で、あらためて思いを新たにするのだ。

 走っているときからうすうすと気づいてはいたが、いやー、慶賀なり、ご同輩、自転車ファンにはカップルが増えたよ。

 あちらにカップル、こちらにカップル、男女二人で走っているサイクリストが実に増えた。いかにも、という感じのアスリート・カップルもいれば、一見オタクっぽい(すまん)カップルもいる。

 でも、みんな爽やかだぞ。ウェアの色使いだってオシャレだ。おまけに自転車カップルがスペシャルなのは、女性がみな美脚であることだ。

 写真をご覧になれば分かるが、自転車女子は、おおまかなところ皆、脚がほっそりとしている。その上、レーパンの上にミニスカートを穿くような格好だから、その脚が、すらりと長く見える。

 素・晴・ら・し・い。ドロンよ(自転車女子エバンジェリスト・ドロンジョーヌ恩田女史のこと)、見ろ、自転車ブームは、ついに次のステージにやってきた。

 自転車女子に祝福を。カップルの前途に幸あれ。

 というわけで、さあて、あとはお台場のゴールを目指そうか。

 そうそう、これを言うのを忘れてた。こうしたイベントに参加していると、皆が信号を守るようになる。他の人々の手前、自分だけ無視するわけにはいかないと思うのか、クルマが来なくとも赤信号ならじっと待つ。私はその姿を胸を熱くしながら見る。

 さらに言うなら、逆走自転車など、まったくゼロ。つまり、こうした自転車イベントは、自転車ルールの普及・啓発にも役に立つということだ。都道府県や市区町村は、この部分、是非とも参考にしていただきたい。

1000人を超える人出。自転車有名人も続々と集結。

 ゴールに着くと、おおお、すごい。

 主催者発表の1000人をはるかに超えてるんじゃないかなぁと思うほどの人出だ。やはりブームと言えばブームなのかな。こうした自転車利用の形がブームを乗りこえ定着せんことを、と、私は人知れず願う。

 自転車関連の有名人たちもたくさん集まっている。片山右京さん、浅草キッドの玉ちゃん、白戸太朗さん、絹代さん、プロMTBライダーの小笠原崇裕さん、ボサノバ歌手のNILOさんなどなど。おや、自転車雑誌で有名な、スポーツ外科医リエチ先生(タイトル写真)もいるぞ。

「今日は出る人じゃなくて、救護班として」なんだそうだ。相変わらず溌剌とした美人だぞ。

 展示ブースも色々だ。ペダルを踏むとシャボン玉が出る自転車や、木製自転車などが展示されているほか、各種の自転車ショップ、沖縄ソバ、タイラーメン屋さんなども店を出している。そこを色々めぐっていく。秋風に吹かれながら、なんか皆、一仕事、一イベント終えた、という感じで、ほっかりしてる。こういうのは気持ちいいね。

 しかしながら、イベント後半から、なんだか雰囲気が変わってきたぞ。

【次ページ】 エンジンもないのに、イベントの華は「アイドリング!!!」。

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