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前半戦好調から一転、インテル危うし。
若き指揮官の拙いマネジメント術。 

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弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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photograph byPress Association/AFLO

posted2013/03/21 10:30

前半戦好調から一転、インテル危うし。若き指揮官の拙いマネジメント術。<Number Web> photograph by Press Association/AFLO

ヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦で姿を消したインテルの若き指揮官ストラマッチョーニ。

長友の復帰と共に始まるインテルのラストスパート。

 CL復帰を望むのは、インテルばかりではない。ELベスト8進出で意気上がるラツィオに加え、アンドレアッツォーリ新監督就任後に盛り返してきたローマも侮れない。

「3位に届くかもしれないし、7位に終わるかもしれない」

 若手指導者ナンバー1との呼び声高い理論派監督モンテッラ(フィオレンティーナ)の言葉は、ナポリとミランを交えた6チームによる超接近戦を端的に表している。

 ラスト10戦でストラマッチョーニに必要なのは、クラブの奔放な気風を捨て、悪童カッサーノといえどもチーム規範を守らせる厳格さだ。現場の信頼も篤いOBベルゴミも「他のチームのことを考えている場合ではない。自分たちのことだけに集中するべきだ」とエールを送る。

 現時点で戦術面の引き出しが少ないストラマにとって、守備と中盤で使い回すことができる長友の復帰以上の朗報はないだろう。復帰が濃厚と見られている30日のユベントス戦を皮切りに、背番号55の今季ラストスパートも始まる。

 散るか、咲くか。

 危うさ満載のインテルは、半人前の指揮官と心中覚悟で残り10試合に挑む。

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