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相次ぐ誤審で露呈した、
現行システムの限界。
~ランパード“幻のゴール”の理由~ 

text by

木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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photograph byGetty Images

posted2010/07/09 06:00

相次ぐ誤審で露呈した、現行システムの限界。~ランパード“幻のゴール”の理由~<Number Web> photograph by Getty Images

ランパードのシュートは明らかにゴールを割っていた

世界の審判リストの上位がW杯に来ているわけではない。

 ただし問題は、審判の人数とは別の部分にもある。

 ビルト記者は言う。

「W杯は各大陸から審判が集められており、決して世界の審判リストの上位から30人が大会に来ているわけではない。もし、本当にトップの審判を集めたら、ドイツとイングランドから7、8人の審判が呼ばれるだろう」

 ヨーロッパでさえ、日常的にチャンピオンズリーグのようなレベルの高い試合で笛を吹くことができる審判は限られている。ましてその他の地域では、ハイスピードのプレーに触れる機会がもっと少ないはずだ。

 FIFAのブラッター会長は誤審を認め、対策を検討することを明言した。既存の概念にとらわれず、審判の選抜制度を見直すと同時に、W杯に向けて審判の眼を鍛えるといった新プランも考えていくべきだろう。

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