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スペイン全土で“ペップショック”!!
バイエルン監督に電撃就任の激震。
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph byAFLO
posted2013/01/18 11:25
FIFA最優秀監督賞の表彰会場にて(結局、受賞者はデルボスケ監督だったが)。「来季は再び監督業に戻る」と宣言したグアルディオラだが、この時点ではマンチェスター・シティが最有力視されていた。
年俸は1700万ユーロで、モウリーニョを超えた!
“僕らのペップは、ベッケンバウアー、ヘーネス、ルンメニゲ、ザマーというドイツサッカー界の重鎮たちとうまくやっていけるのか”
“バイエルンでの年俸は1700万ユーロで、これはモウリーニョを超すもの”
“バイエルンのユース監督メーメット・ショルは昨年、ペップの練習を特別に見学させてもらいその哲学を勉強していた。これは若手の引き上げという意味でもプラスだ”
“ハビ・マルティネスとリベリー、アラバはバルサ時代にペップが獲得リストにのせていたお気に入りである”
バイエルンの戦力分析記事も、記者の先走る気持ちが表れていて面白い。同コラムにはこうある。
『安定したGK、攻撃参加するサイドバック、技術のあるMF、そして突破力のあるウイング。ペップのサッカーに欠かせない要素がバイエルンには揃っている。しかしその一方で前線はゴメス、マンジュキッチ、ピサロと、典型的なCFばかり。メッシやセスクのような虚構の9番がいない』
バルセロナはまだ「ペップショック」に揺れている。街がしばらくバイエルンの話題で溢れるのは間違いないだろう。
人々は愛する指揮官ペップがピッチに戻ってくるという喜びと、かすかな寂寥の狭間にいるのだ。