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<W杯前年の戦い方> 日本代表強化プラン。~原博実、山本昌邦、玉田圭司、阿部勇樹の証言~ 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2012/12/27 06:00

<W杯前年の戦い方> 日本代表強化プラン。~原博実、山本昌邦、玉田圭司、阿部勇樹の証言~<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

ブラジルと引き分けも、その後の親善試合の相手は……。

 メキシコとの初戦に1対2で敗れた日本だが、欧州王者ギリシャから勝利をつかみ、ブラジルとスリリングなドローを演じた。大会を終えて中田英寿は、「自分たちのサッカーを確実に積み上げている。このままいけば、いい形ができてくると思う」と話した。

 その後は'05年末までに8試合を消化するが、世界のトップクラスとは遭遇していない。アウェイで対峙したウクライナも、主砲シェフチェンコを欠く1.5軍だった。国内に招いたのは、ホンジュラスとアンゴラである。

 アンゴラはW杯出場を決めており、ジーコは「いい相手を選んでもらった」と語った。しかし、主力選手の欠場とコンディション不良が重なり、トップフォームには遠い。W杯への強化としては物足りない印象を残した。

 北中米カリブ海地区予選で敗退していたホンジュラスは、仮想敵国にも成り得ない相手だ。白星は増えても、選手の表情は冴えなかった。ブラジル戦でつかんだ自信が、確信へ昇華することはなかったのである。

「競争が生まれていった」と玉田が語る、下半期の新戦力発掘。

 '05年下半期の活動で、ドイツW杯につながったものもある。新戦力の発掘だ。7月下旬開幕の東アジア選手権では、実に5人の選手が国際Aマッチデビューを飾った。

「新しい選手が入ってくれば雰囲気は変わるし、フレッシュなチーム状態で競争も生まれていった」と、玉田は当時を思い返す。Aマッチデイではないために海外組を招集できなかった大会は、巻誠一郎のサプライズ招集の下地となった。

本大会前年のマッチメイクも惨敗の一因に挙げられたドイツW杯。
貴重なAマッチデイをアジア杯予選に費やさざるをえなかった南アW杯。
南アW杯でフル出場を果たした阿部勇樹の証言も交えながら、
2013年の“ザックジャパンのあるべき過ごし方”を探っていく――。
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