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あなたはいつの時点で諦めましたか?
'12年、みんなのペナント終戦記念日。
【セ・リーグ編】 

text by

村瀬秀信

村瀬秀信Hidenobu Murase

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photograph byShigeru Tanaka

posted2012/10/02 10:30

あなたはいつの時点で諦めましたか?'12年、みんなのペナント終戦記念日。【セ・リーグ編】<Number Web> photograph by Shigeru Tanaka

ここ10年で8度最下位のベイスターズ。今季は中畑体制で心機一転を図ったが、あまりにも早い終戦だった。

CS進出をかけた“天王山”のヤクルト戦を3連敗……。

「終戦を確信したのはあのヤクルト3連敗というのは皆さん同じだと思いますが、その前に『ちょっと大丈夫か?』と思った試合が9月14日の中日戦(マツダ)。先発の前田健太が絶好調で7回まで無失点も球数が120球くらいでした。3-0で勝ってるし、中4日でヤクルト戦に投げるなら、大事をとって代わるのかな……と思っていたら、ベンチで大野コーチ、野村監督とマエケンが延々話している映像がTVに流れたんです。もしやと思っていたら8回も続投。志願したっぽいですね。結局この試合は同点に追いつかれた後、9回サヨナラで勝ったんですが、マエケンの本来長所であるはずの“負けず嫌い”が悪い方向で出てしまったなと。その後のヤクルト戦でマエケンが投げられなくなってしまったし、スパッと代えなかった首脳陣にも悔いや迷いが残ったはずです」(『野球太郎』編集部・菊地選手)

「9月12日巨人戦(東京ドーム)での高卒ルーキー戸田の先発起用です。将来有望な左のエース候補を、初モノが苦手な巨人にぶつけるのは、経験を積む上でもいい案ですが、CS争いがこれ以上なく加熱する最中に、何の実績もない投手を使うギャンブルは普通考えられない。カープの経営陣は、3位争いを終盤まで続けて最後は4位というのが美味しいと考えているフシがあるので、何かしら指示があったんじゃないかと勘ぐりたくなりますね。それがなくともここで起用する監督に、ファンも選手も失望したんじゃないかな。あそこからガタガタでしたから」(ギンコさん)

「8月14、15、16日の対ヤクルト戦を2勝1敗で終え、さあ、この調子で次の8月17日、18日、19日の巨人戦(東京ドーム)も! と思ったらまさかの3連敗……。いやな予感がしました。それでもまだまだ! と応援していると9月に入ってまったく勝てずあの8連敗……ああ」(正司慎一郎さん)

東京ヤクルトスワローズ(8月5日、自力優勝消滅)

 シーズン当初からケガ人が続出し、1年間満足な戦力で戦えなかったヤクルト。交流戦では10連敗を喫しての最下位に終わるなど一時はペナントどころかCSすら絶望的な状況に陥ったが、それでも後半戦に盛り返しを見せこの土壇場でCS進出圏内の3位に滑り込む。ここからはCS組なので、終戦コメントも少な目で。

「交流戦の10連敗しかないですね。特に5月25日の西武戦の6敗目(0-10)、翌日の7敗目(0-8)というのは、まったく手も足も出ず、確実に今年は終わったと確信しました。まぁ、シーズン当初からケガ人も多かったですし、特に林、松岡、久古らリリーフ陣が揃って離脱したため、勝ち試合も負け試合も同じ人が投げているんですから、苦戦しない方がおかしいですよ。ただ、今年はね、CSが楽しみですよ。昨年の故障者だらけで『CSはじめまして、1番ショート山田です』、の苦い経験を活かしたのか、今年はペナントで離脱した人間が、CS前になってどんどん帰ってきていて、館山なんかも調子が上がってきたでしょ。ペナントは若い戦力でやり繰りしてCSに滑り込み、主力はCSに万全の状態で投入。やはり小川監督は名将なのでしょうか」(アッキー)

「9月16日のDeNA戦(神宮)で心を折られました。ケガ人だらけのヤクルトでここまでひとり気を吐いてきたミレッジが倒れたことで、我がチームが呪われていることを確信したんです。CSがはじまる前に早急にお祓いしてください」(弟子さん)

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