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ヤングなでしこ、U-20W杯で躍進中!
姉貴分に続いて旋風を起こせるか? 

text by

矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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photograph byToshiya Kondo

posted2012/08/27 12:35

ヤングなでしこ、U-20W杯で躍進中!姉貴分に続いて旋風を起こせるか?<Number Web> photograph by Toshiya Kondo

スイス戦でグループリーグ突破を決めたヤングなでしこたち。ベスト8進出は2大会ぶりの3度目。決勝Tにはアメリカ(優勝2回)、ドイツ(優勝2回)、北朝鮮、ナイジェリアなどが強豪国として名を連ねる。

準々決勝で戦う韓国は、2010年にPK戦で負けた相手。

 元々が右利きの田中陽子は、「性格的に一つだけというのがイヤ。いろいろなことが出来たほうがいいし、プレーしていても楽しい。左足でFKを蹴り始めたのは高1から。左足を骨折して、軸足として踏ん張りがきかなくなったので、練習するようになった」と、左足FK誕生のきっかけを説明する。

 日本はその後2点を追加し、4-0で勝利。グループ首位となり、30日(国立競技場)の準々決勝で韓国と対戦することになった。

 韓国は、'10年U-17女子W杯決勝でPK戦の末に敗れている因縁の相手。日韓ともその試合に出ていた選手の多くが、今回のチームで主力となっている。

韓国を破って、初のベスト4進出なるか!

 中盤の選手の中でただ一人、グループリーグ3試合とも先発(フル出場)している猶本は「あのときと比べて自分も成長しているし、チームも変わっている。この3試合でも、ボールを持ったときの落ち着きや、相手のマークを外す動きなど、自分で成長していると感じていることがある」と自信を高めている。

 FCバルセロナのシャビを参考にしているという猶本は、「次はぜったいに韓国に勝ちたい」と、大いに意気込んでいる。

 U-20女子W杯は'02年に始まり、今回で6回目。日本の最高成績はベスト8だ。

 韓国に勝てば、初のベスト4進出。

 この1年あまり、数々のブレークスルーを見せてきた姉貴分のなでしこジャパンに続けと、ヤングなでしこたちは元気いっぱいだ。

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