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徹底的に守備重視のオマーンを相手に
ザックジャパンはどう戦うのか? 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2012/06/02 08:02

徹底的に守備重視のオマーンを相手にザックジャパンはどう戦うのか?<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

2006年のドイツW杯から、南アW杯、そして現在のブラジルW杯予選と、長年にわたって日本代表を支えてきたチーム最年長、チーム最多キャップ選手の遠藤保仁。まさに“日本サッカーの鉄人”といえる。

川口能活と並ぶ歴代2位のA代表キャップ数になる遠藤。

 いつものプレースタイル、いつものメンタル。リスクマネジメントを心がけながらも「いつもの自分たち」で戦う重要性を遠藤保仁は暗に強調していたように思えた。

 過度な緊張も、相手に対する過度なリスペクトもいらない。

 オマーン戦に出場すれば、川口能活に並ぶ歴代2位のA代表キャップ数となる遠藤の存在が、若きチームに落ち着きをもたらせていることは言うまでもない。

 攻撃の軸になる本田圭佑も呼応する。

「自分たちのサッカーをしっかりやる。ありきたりのコメントかもしれないが、それが大事になる。難しいときこそ、ブレずにやることが大事だと思う」

 いかに初戦のオマーン戦を乗り切ることができるか。ザックジャパンの力が今、試されるときである。

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