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<私とカラダづくり> 遠藤保仁 「30代で伸びるヤット式“ゆるトレ”」
text by
近藤篤Atsushi Kondo
photograph byAtsushi Kondo
posted2011/12/22 06:00
遠藤保仁が反応したグアルディオラの言葉。
――最近自分がすこぶる反応した人物や言葉ってありますか?
「ありますよ、グアルディオラ。『飽くなき向上心と謙虚さを持つ』。その他にも、ほんと、いいこと言ってるんですよ(笑)」
――ではグアルディオラに負けないように、遠藤選手も何かトレーニングにおける名言をお願いします。
「『気持ちがのらないときはやるな』。『絶対にやるな!』です。そんな時にやっても意味ないです」
――それはさぼることではない?
「休むことです」
――3日気持ちが乗らなくても、ですか?
「そうです。もしそれが10日続いたら、あなたにはやる気がないんです(笑)。もしくは、向いてない。そう、向いてないんです」
――じゃあとりあえず遠藤選手は、筋トレに向いていなくはないんですね。
「でも一般人に戻ったらやらないっすよ。基本的に筋トレは嫌いですもん」
――さっき好きになってきたって言ったじゃないですか。
遠藤保仁のカラダづくり3カ条
◎ 理想は力強く踏ん張れる「黒人選手の脚」。
◎ 注意しているのは、やりすぎないこと。
◎ 気持ちが乗らないときはトレーニングしません。
◆遠藤保仁 Yasuhito Endo◆
身長:178cm 体重:75kg 体脂肪率:11%
1980年1月28日、鹿児島県生まれ。鹿児島実業を経て、'98年横浜Fでプロデビュー。'01年にG大阪へ移籍するとチームの攻撃サッカーの中心に。'02年日本代表デビュー。昨年の南アW杯では全4試合に出場、ベスト16進出に大きく貢献した。
―――― Training Menu ――――
ボールを使ったトレーニング以外では、上半身を鍛えるものを中心に約5種類のメニューを10回3セット。種目は毎日替えます。上半身に疲れが残っているときは下半身のメニューに変更。
―――― Key Item ――――
北朝鮮で読んだグアルディオラの本。「最強チームを率いる監督の姿勢に凄く刺激を受けた」