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<私と旅ラン> 茂木健一郎 「美しい景色こそ脳の活力です」
text by
NumberDo編集部Number Do
photograph byKenichiro Mogi
posted2011/10/13 10:30
いつかは走ろうと狙っている、とっておきのコースとは?
鹿児島の開聞岳は、ずっと走りたいと狙っている場所。ここはね、色んな条件が完璧。富士山みたいな姿の開聞岳の周りには、畑があって春になると菜の花が咲く。近くに指宿温泉もあるから、走り終った後の温泉とビールも完璧。ここで毎年1月に開かれる「いぶすき菜の花マラソン」には、一度は出てみたい。
風景って立ち止まってじっくり眺めるほうがいいように思われがちだけど、走ってるときにふっとよぎる景色のほうが、川の上を飛ぶカワセミみたいに、一瞬キラッと光って見える。走ることにはそういう効果もあるんだよね。走ってて見つけた雰囲気のいい喫茶店に、後で歩いて行ってみたらそうでもなかったってことないですか? ふっと通り過ぎた風景のほうが強く印象に残るものなんです。だからこそ、みんな旅先で走りたくなるんじゃないかな。
◇ ◇ ◇
◆茂木健一郎さんへのQ&A
48歳、脳科学者。東京都出身
Q1 走りはじめたきっかけは?
6歳の頃。唯一勝てる競技だったので。
Q2 どのくらいの頻度で走っていますか?
走りたいときに発作的に。
Q3 ベストタイムは?
5:20:00 30kmからは歩きました。
Q4 何回くらい「旅ラン」してますか?
国内外100カ所以上!
Q5 「旅ラン」で印象的な食事は?
福岡・飯塚の居酒屋で飲んだビール。
Q6 次に「旅ラン」したい場所は?
鹿児島の開聞岳周辺。