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招致するなら掲げたい
「東京による五輪再生」。
~簡素化・薬物撲滅・選手第一~
text by
![小川勝](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
小川勝Masaru Ogawa
photograph byPHOTO KISHIMOTO
posted2011/08/16 06:00
![招致するなら掲げたい「東京による五輪再生」。~簡素化・薬物撲滅・選手第一~<Number Web> photograph by PHOTO KISHIMOTO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/4/a/350/img_4aa0fac48d62f22a9936afe9ce964225504604.jpg)
スポーツの純粋な楽しさに日本中が沸いた1964年の東京五輪
東京が2020年の夏季五輪に再び立候補した。歓迎する声もあれば、疑問の声もある。今のところはっきりしているのは、歓迎にせよ疑問にせよ、熱烈なものは少ないということだろう。掲げられた「復興五輪」というテーマに対しても、都民からも被災地からも、熱烈な支持は聞こえてこない。
なぜなのか。これはやはり、五輪は世界のアスリートのために存在するのであって、国家的な問題との関連は副次的なものだからだろう。
それでも、東京でもう一度五輪をやる意義――「なぜ東京なのか」に対する答というのは、「世界のアスリートのために存在する」という、五輪の原点に立ち返るなら、見えてくるようにも思える。
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