SCORE CARDBACK NUMBER
弱小ブリュワーズをひっぱる韋駄天男。
text by
![出村義和](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
出村義和Yoshikazu Demura
photograph byYukihito Taguchi
posted2004/06/17 00:00
![弱小ブリュワーズをひっぱる韋駄天男。<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/350/img_1272cd0859270f4a085e72107406c8ec10891.jpg)
今年のペナントレースで特徴的なのは、"万年Bクラス"チームの健闘が目につくことだ。ブリュワーズもそのひとつ。11年連続でシーズンを負け越しているチームが順調な滑り出しをみせ、5月30日現在で25勝23敗。順位は5位ながらも、激しい星のつぶし合いで、首位まで3ゲームという僅差で食らいついている。
好調の原因はオフに敢行した大型トレードの成果、投手陣の充実などいくつも挙げられるが、その躍進のシンボルといえるのは1番打者として牽引役を果たすスコット・ポーセドニックだ。5月の不振で打率は・257(5月31日現在)に落としてしまったが、開幕から持ち前のスピードで走りまくり、球団記録を5個も更新する22連続盗塁を決めている。だが、28歳のポーセドニックは静かに語る。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)