スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER
MLBで評価が急落する日本人内野手。
ツインズ西岡はレッテルを覆せるか?
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph byAFLO
posted2011/04/02 08:00
2番打者としての起用に対し「2番の選手が活躍するチームは本当に強いチームだと思っている。非常に頭を使っていかないと」と発言した西岡
西岡の合格ラインは「出塁率.400、OPS.750」だ。
・カノー(ヤンキース) .836(6シーズン)
・フィギンス(マリナーズ・今季から三塁にコンバート) .736(9シーズン)
カノーは将来、殿堂入りする可能性のある選手でこの数字は一流の範疇に属する。フィギンスは長打力はないが、出塁率で稼ぐタイプなので、西岡の成績の参考になるかもしれない。
4社の予想通り、OPSで.750前後の数値をマーク出来れば、とりあえずは及第点ということになるだろうが、井口が1年目にマークした.780をなんとか超えて欲しい。
ツインズは中軸打者がしっかりしたチームであり、西岡に長打力は求められない。出来ることなら、出塁率で.400に近いものが残せれば、メジャーでの長いキャリアが待っているような予感がする。