スペインサッカー、美学と不条理BACK NUMBER
スペインの緩すぎるドーピング事情。
サッカー界は潔白を強調するが……。
text by

工藤拓Taku Kudo
photograph byAFLO
posted2011/03/25 10:30
CL決勝トーナメント1回戦、リヨンとのセカンドレグ前日会見に臨むモウリーニョ。ドーピングに関する質問も出た
スポーツ大臣は「国際基準を満たしている」と主張。
今回の一件を受け、スペイン政府のリサベツキー・スポーツ大臣は「スペインのフットボール界は潔白だ。スペインではあらゆるスポーツにおいて真剣に反ドーピングに取り組んでおり、全ての国際基準を満たしている。FIFAからもスペインのスポーツ界は最前線に立っていると言われている」とコメントを発した。
ただ、先のレポートが報じた通り、スペインサッカー界におけるドーピングコントロールは明らかに緩い。360分の8という検査対象に当たる確率は宝くじのようなものだし、検査内容が最新のドーピング技術に対応していないのであればやる意味すらないように思える。
残念ながら、スペインのスポーツ界にはドーピングが存在している。身の潔白を言葉で主張するだけなら誰でもできる。真に無実を証明したいのであれば、より現状に即した最新にして最高の検査体制を築くべきだと思う。
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