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【動画】「酒井監督の涙を見て東洋に…」西山和弥と池田耀平が語った箱根駅伝と大阪マラソンの“明暗”、2時間5分12秒への羨望、驚きの私生活「フライパン持ってません」

2025/06/13
 箱根駅伝でも活躍した花王の池田耀平選手(日本体育大学卒業)とトヨタ自動車の西山和弥選手(東洋大学卒業)。2人は社会人2年目の2023年2月、ともに大阪の地で初マラソンに挑み、西山選手は見事その夏のブダペスト世界陸上代表に選出。そして池田選手はその後飛躍し、昨年のベルリンで日本歴代2位のタイムをマークしました。
 好評連載企画「Run Deep Talk」で、マラソンで世界を目指す2人の同級生の対談が実現。意外な接点やそれぞれの競技への取り組み方、ちょっと笑える私生活についてじっくり話を聞きました。《サイン入りチェキのプレゼントも。応募はこちらから》

 まずはこのシリーズで恒例となった、25の質問に◯✕札を使って答えていくコーナーから。「子供の頃から箱根駅伝にあこがれていた」の質問には、西山選手が「NO」の答え。中学時代からトラックで活躍し、東洋大学1年、2年と1区で連続区間賞を獲得した実績を考えると意外な回答でした。

「高校ぐらいまでは世界陸上に出たい、という気持ちの方が大きかったですね。駅伝はあまり見ていませんでした」

©️Tomosuke Imai
©️Tomosuke Imai

 一方の池田選手は、中学までは野球に熱中。「たまに駅伝に出るぐらいですごく遅かった」といいますが、子供の頃からお正月はテレビで箱根駅伝が流れている環境で育ったそう。特に印象に残っているのが、2007年の83回大会で、当時東海大学2年だった佐藤悠基選手が1区を独走し、実況アナが「空前絶後」と絶叫したシーンでした。

「とにかくすごいな、と。高校で陸上を始めてからは、『箱根駅伝に出たいな』と思っていましたね」

 箱根駅伝で西山選手は1区と7区、池田選手は1区と2区を走りました。「箱根駅伝でここを走ってみたかったという区間があるか?」の質問には、2人とも「YES」との答え。

 西山選手は「僕の力がもっとあれば、2区を走ってみたかった」といいます。特に4年時は不調に陥り、7区でも思うような走りができませんでした。「当時のキャプテンに給水で檄を入れられているシーンが印象的でした」と話を向けると、今でも忘れらないという本人の口からは驚きのエピソードが飛び出します。

 池田選手は4年生の時に2区を走り、区間3位・日本人トップという素晴らしい成績を残しました。しかし、エース区間である2区については「1回でいいかな」と苦笑。

「最後の坂が予想以上につらくて、あれはマラソンのラストに匹敵する苦しみの感じですね。自分の適性としては1区か3区だと思っていました。特に3区を走ってみたかったです」

大阪マラソン、同級生同士の「給水」の舞台裏

 2人を語る上で欠かせないのが、2023年の大阪マラソンです。マラソン初挑戦だった2人は、西山選手が2時間6分45秒、池田選手が2時間6分53秒をマーク。ともに初マラソンの日本最高記録(当時)を更新する見事なレースを見せました。

 このレースの35km地点、池田選手は給水に失敗し、それを見た西山選手がボトルを渡したシーンがありました。この場面の2人の記憶は鮮明で、西山選手が「周りが海外選手だけで、日本選手は池田くんしかいなかったので、一緒に行きたい」とボトルを持って追いつき、池田選手もボトルを「もらえる?」と声をかけたとのこと。こう切り取ると“美談”ですが、今だからこそ話せる勝負の厳しさがわかる直後のエピソードも教えてくれました。

 その後、西山選手はブダペスト世界陸上の代表にも選出。一方池田選手はこのレースのことを「忘れられない悔しいレース」だと語ります。その理由を聞くと、その後に繋がるエピソードが…。

©️Tomosuke Imai
©️Tomosuke Imai

池田の寮の部屋には置いていない「必需品」とは?

 私生活に関する質問では、2人の意外な素顔が明らかに。「嫌いな食べ物がある」にYESを上げた2人でしたが、西山選手のあげた嫌いなものに、一同クスッと笑ってしまう場面も。そしてこの1年で新しく始めたことがあるという池田選手。寮での生活の様子には驚きの声が上がりました。

 動画ではほかにも、以下のようなことを話しています。

  • 西山が東洋大を選んだきっかけは?
  • 高校時代の池田が憧れたのは「●●大学」
  • 西山が震えた大エース・相澤晃の走り
  • 「ゾーン」に入ったレースを語り尽くす
  • 池田が明かす「日体大記録会」にまつわる噂
  • 野球好きの2人の意外な推し球団
  • 「料理を始めた」西山の得意レシピって?
  • 池田がこだわるコーヒー。好きな豆は?

 同学年で初マラソンも同じタイミング。お互いをリスペクトしつつ、同い年ならではのカジュアルな雰囲気も感じられる対談となりました。たっぷり58分の動画、ぜひご覧ください。

 対談後にお互いを撮影したものと2ショットをセットにしたサイン入りチェキもNumberPREMIER会員にプレゼントします。こちらのページからご応募ください。(収録:2025年5月27日)​

《こちらの動画を視聴するには「NumberPREMIER」会員になる必要があります。配信画面はログインするとページ上部に表示されます》

©️Tomosuke Imai
©️Tomosuke Imai
 

 

◆出演者プロフィール

西山和弥 Kazuya Nishiyama

1998年生まれ、群馬県出身。東農大二高から東洋大に進み、1年と2年で箱根駅伝1区2年連続区間賞を獲得。トヨタ自動車入社後、2023年の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録(当時)となる2時間6分45秒をマーク。ブダペスト世界陸上マラソン日本代表。

池田耀平 Yohei Ikeda

1998年生まれ、静岡県出身。島田高校から日本体育大学に進み、4年時は箱根駅伝2区で日本人トップ。花王入社後は初マラソンとなった2023年の大阪マラソンで2時間6分53秒、2024年のベルリンマラソンで日本歴代2位となる2時間5分12秒をマーク。

 

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photograph by Tomosuke Imai

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