
「プロとして自分が目指しているところから逆算した時に、去年やれないともうプロ生活がやばいなと思いながらヴェルディに来たので。まぁ、自分の姿勢もすごい変わったんじゃないかな、と。(どう変わった?)謙虚じゃないけど、素直になったと思います。結構、頑固だったので。自分はこうと思ったらそこを曲げれなかったんですけど、去年はとりあえず城福さんに言われたことは、全部やってみようと思って」
聞き手の近藤篤さんはカメラマンでもあり、昨季もヴェルディのゲームをなん度も撮影してきた。その近藤さんがピッチ上で見た木村勇大選手は10得点という結果はもちろん、プレースタイルも大きく変わったように見えたという。なぜ、それまで燻っていた才能がこのチームに来て開花したのか。その問いに対する自らの答えが上のコメントだった。
城福さんに言われたことは、全部やってみようーー。シンプルな言葉だが、才能だけでなく、プライドを持ったプレイヤーたちが実践することはとても難しいように思う。だが、それが実行でき、自らの成長を実感できたからこそ、海外からのオファーを含めた移籍話を断り、完全移籍でヴェルディに残留したのだ。
では、今季ジュビロから移籍してきた平川の眼に、昨季、そしてキャンプでのヴェルディはどう見えたのか?
「もともと持っている才能を出しきれているように見えましたね。成長ももちろんしているけれど、のびのびやれている若い選手が多いな、と。自分のこれまでのプロ生活では、力を出し切れてない思うシーズもあって。もちろん手は抜いてないし、全力でプレーしているんですけど、まだできるなっていう感覚はありましたね」
その他にも、このポッドキャストでは以下のようなトピックを聞いている。
- 選手が才能を発揮できるための「前提条件」とは?
- 木村が城福から指摘されて「腹たつ」言葉と納得感
- チームへの信頼感はどう生まれていたのか
- 昨季、平川はいつからヴェルディに注目していたのか
- 「誰ひとりサボらない」城福サッカーの魅力とは?
- スタメンの流動性が生む独特の緊張感
- 新加入・平川が城福監督から雷を落とされた瞬間
- ヴェルディコーチ陣の他クラブにはない特色
同級生で普段が仲の良い2人の信頼感も垣間見えるWインタビュー。ヴェルディファン必聴の33分だ。
※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。
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