判定がアナウンスされると、場内からは一斉にブーイングが飛んだ。舞台は『K―1 WORLD MAX2005〜日本代表決定トーナメント〜』(2月23日・東京)。問題となったのは、1回戦で組まれた小比類巻貴之(チームドラゴン)と安廣一哉(正道会館)の一騎討ちだ。筆者の目にも延長戦は明らかに安廣が押しているように映った。しかし判定は2―1で小比類巻。観客が騒ぐのも無理はなかった。それでなくても最近のK―1はジャッジで揉めることが多い。昨年12月のK―1ワールドGP決勝戦では複数の外国人選手から不満が続出。1回戦で武蔵に敗れたレイ・セフォー(ニュージーランド)は「努力だけでは報われない何か別の力が働いている」と不満を露にした。
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photograph by Shuntaro Abe