オシム監督が日本代表を率いて1年以上が過ぎ、長所だけでなく課題も見えてきた。そのひとつに「采配が効果的でない」というものがある。
アジアカップのオーストラリア戦と韓国戦では、相手がひとり退場になりながらも、選手交代で相手を追い詰められず、PK戦に突入してしまった。準決勝のサウジアラビア戦では後半12分に勝ち越し点を決められ、それから3人を投入したが逆転することはできなかった。これではお世辞にも采配がうまい監督とは言えない。
では、そもそも「いい采配」とは何だろうか。采配がうまい監督には、2つのタイプがある、と私は考えている。
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photograph by Naoya Sanuki