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「こっちが『何回やんねん』と…」三笘薫と田中碧、2人が続ける“終わりなき1対1”とは…田中は「最初で最後かもしれない」と《育成年代コーチと仲間が証言》

2026/10/09
幼い頃から同じ道を歩んだ2人のサッカー少年はいつしか世界最高峰の舞台へたどり着いた。その成長過程を間近で目撃した僚友と指導者が彼らの印象深い光景、兄弟のような絆を語る。(原題:[切磋琢磨の青春]三笘薫&田中碧「終わりなき1対1」)

《三笘薫 バディの流儀》

親友とも違う、小さい頃から何でも知っている「兄弟」という感じですね。2人でここまで上がっていった。(名良橋)

《田中碧 バディの流儀》

薫がドリブルで抜いても、抜かれたはずの碧はずっと追いかけていくんですよ。よくやっていましたね、2人で。(吉田)

 2022年12月5日、カタールのアル・ジャヌーブ・スタジアム。延長の末に迎えたPK戦、三笘薫が蹴ったボールはクロアチアのゴールキーパーに阻まれた。W杯ベスト8をかけた大一番で、日本はまたも壁に跳ね返された。悔しさを押し殺すように仲間の元へ戻る三笘に、真っ先に駆け寄っていく選手がいた。小学生時代から三笘とともに歩んできた、田中碧だった。

 あれから3年半後の'26年6月。北中米W杯の舞台に、三笘の姿はなかった。メンバー発表直前に起きたまさかの負傷。だが、その思いを受け継ぐように、三笘が背負ってきた背番号「7」をつけた田中がピッチで躍動した。

 開幕前、田中は「彼の思いを簡単には口にできない」と前置きをしながら、強い覚悟を言葉にしていた。

「僕は17番をずっとつけていたのでこだわりもありますけど、彼ともやり取りをする中で『お前しかいないだろ』みたいな感じで言われました。背番号がプレーするわけではないけど、やれることをやれればいいと思います」

 その後の公式写真の撮影の場で田中は7番のユニフォームを着てあるポーズをとった。それは三笘がゴールセレブレーションの際に見せる人差し指を口に当てるポーズだ。W杯でそのパフォーマンスを行うつもりなのか。私がそう問うと、田中は照れくさそうに答えた。

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photograph by AFLO

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