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「自分は遅れてやってくるタイプ…」リーズ・田中碧が語る最高峰プレミアで見たMFとしての現実「(課題を)隠せたという表現が合っているかも」

2026/09/12
カタールで味わった悔しさを晴らすためにイングランドでの日常の中で、逞しさを増した。しかし、W杯で待っていたのは悲劇の結末だった。プレミア2年目。あの痛恨のミスを乗り越えられるか。(原題:[W杯からの再生ストーリー]田中碧「絶望を超えてゆけ」)

 4年前、カタールW杯のベスト8をかけた一戦で、PK戦の末に敗れた。田中碧はしばらくその場から動けなかった。PKを外した三笘薫を支えながら、歓喜に沸くクロアチアの選手たちを見つめ、険しい表情のまま静かに涙を流していた。

「成長するには自分自身がより高いレベルでプレーし続けることが一番だと思いますし、それに尽きるかなと。この悔しさを晴らすのは4年後。ここからが自分にとっての勝負だと思います。化け物になってここに戻ってきたい」

 あの時、田中が思い描く“化け物”とはどんな選手像だったのか――。かつて、気になる存在として名前を挙げていたプレーヤーがいる。イングランド代表のジュード・ベリンガムだ。守備でボールを刈り取り、攻撃を組み立て、その上でゴールも奪う。ポジションに縛られず、どこにいても違いを生む万能型のMF。田中が抱く理想は、そこにあったのかもしれない。

ドイツで天国から地獄に落とされた

 2024年の5月には、ブンデスリーガ昇降格プレーオフでの大逆転負けにより天国から地獄に落とされた。「サッカーがわからない」と嘆いたシーズンを終え、田中はデュッセルドルフからリーズへと新天地を求めた。本心としては5大リーグへの挑戦を望んでいたが、自身が納得できるほどの吉報は届かず。移籍市場の閉幕が近づいたタイミングで舞い込んだイングランド2部クラブからのオファーに飛びついた。

 新たな目標は決まっていた。

「2部リーグからの移籍が簡単ではないのは分かっているから、意地でもプレミアに昇格したいと思っていました」

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photograph by Getty Images

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