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「ワールドカップを一番に考えてやっている」鎌田大地はプレミアリーグ2年間でいかに進化し“陰の支配者”となったのか《森保監督は「彼を経由すれば落ち着いて戦える」と信頼》

2026/06/13
サッカーの本場で敵も味方も識者も唸らせる充実一途のボランチは今や日本代表の生命線。世界最高峰リーグで何を変え、何を貫いてきたのか。いざ、「W杯優勝」へと向かう司令塔の進化に迫った。(原題:[プレミア2年間の進化]鎌田大地「ピッチの支配者として」)

 去る3月31日、日本がウェンブリー・スタジアムでイングランドを下した。「サッカーの母国」では、ノッティンガムの中盤中央で、代表スタメン候補と目されるようになった、エリオット・アンダーソンの出来が注目点の一つとされたテストマッチ。だが、最も堂に入ったプレーを見せたボランチは、アンダーソンよりも、クリスタルパレス移籍2季目の日本代表MFだった。

 鎌田大地は、自陣内でのダイレクトパスで、三笘薫がネットを揺らした速攻カウンターの起点となった。後半にはハーフウェイライン付近からのダイアゴナルパス(斜めへのパス)と、20m近い中央突破で得点機創出に絡んでいた。

鎌田はクリスタルパレスの主力として奮闘 Getty Images
鎌田はクリスタルパレスの主力として奮闘 Getty Images

 1-0で勝った試合後、「大地が中央でしっかり相手の攻撃を止めながら、(自軍の)攻撃に移ることができた。彼を経由すれば落ち着いて戦えるという安心感をチームに与えてくれた」と、森保一監督。鎌田が、志を遂げつつある事実を示す高評価だ。

「4年後は、もっと責任感を持って引っ張っていきたい」

 初出場だった2022年W杯での16強敗退後、「4年後は、もっと責任感を持って引っ張っていきたい」と語っていた当時26歳は、'24年夏に移籍したパレスで、今では「続け、続け、ついていこう! 鎌田大地が試合をコントロールしている!」と始まるチャントで、南ロンドンの地元ファンから称えられるようになっている。

 但し、歌われ始めたのは移籍2季目。1季目の大半は途中出場にとどまり、攻撃の活性化を望むファンから、鎌田の横パスにブーイングが起こることもあった。

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photograph by Shidu Murai

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