記事を
ブックマークする

「土曜日のスパイクは、日曜日の布石です」“日本代表へ”後藤陸翔23歳が語る覚醒の理由…西田有志、宮浦健人に次ぐ得点ランク日本人3位《未公開写真も掲載》

2025/05/13
東京グレートベアーズのアウトサイドヒッター後藤
Number1117号の巻頭企画「FACE」に登場した後藤陸翔。紙幅の都合上、雑誌誌面には掲載できなかった本人インタビューでの言葉や、未公開写真など、NumberPREMIERオリジナル記事でお送りします。4月には初の日本代表登録もされたバレーボール界期待の若手の素顔とは?

 コート上では点を決めたら大きく吠え、全力で喜びを表現する。そんな熱さとは裏腹に、インタビューでの語り口は淡々としていた。

「SVリーグで海外の選手や日本代表の選手と戦う中で、勝っていると思うこともあります。自信がある『得点の取り方』もそうですし、守備の部分でもこの選手に勝ってるな、じゃあ次はどんな練習をしたらもっと上のレベルで戦えるかなっていうのは常に考えていますね」

 日本代表経験者の深津旭弘や柳田将洋が所属する東京グレートベアーズで、大学在学中の内定選手時代からアウトサイドヒッターとして活躍してきた。プロ1年目となる2024-25シーズンはポストシーズンのチャンピオンシップ・クォーターファイナルを含む全46試合に出場している。4月には自身初となる日本代表登録も発表された。

photograph by Yuka Uesawa
photograph by Yuka Uesawa

 スパイカーとしてはネット際での巧さが光る。強いスパイクだけでなく、軟打も使って、バリエーション豊かに点を重ねていく。その原点は中学時代にあった。

「中学3年生の時ぐらいにはいろんな点の取り方をしていました。元々、相手の嫌がるプレーをするのが好きだったんですよ。ミニゲームとかでも、遊びでやるようなゲームでも。それが6対6のバレーボールでも生き始めたのが中学生の時です」 

 2024-25シーズンを終了して、600得点を記録し、リーグ全体13位の成績だった。日本人選手では日本代表の西田有志(大阪B)の750点、宮浦健人(ジェイテクト)の680点に次ぐ3番目。ルーキーではトップになる。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Yuka Uesawa

3

1

0

この連載の記事を読む

もっと見る
関連
記事