
開幕戦からワールドシリーズ最終戦までメンバーは大きく変わった。トレードも駆使し、常に故障者の穴を入れ替えながら戦った。変幻自在のチーム作りで駆け抜けた、2024年を振り返る。(原題:[2024年を読む]世界一を勝ち取った“編成”の妙)
ドジャースが大都市球団として、地元テレビ局との大型契約や、観客動員力を背景に選手の獲得に大金を注ぎ込むことのできるチームであることは明らかだ。だが、新型コロナウイルスの影響で年間60試合制で行われた2020年以外では、'24年に36年ぶりのワールドシリーズ制覇をなし遂げることができたのは、思い通りに選手を獲得できるお金の力だけが理由ではなかった。
'24年のドジャースは、打線に大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデス、投手陣にタイラー・グラスノウと山本由伸を迎えて、近年にない厚い選手層を形成していた。だが地区優勝もワールドシリーズ制覇も、大物スターの獲得だけでなく、投打ともに故障者が相次いだ中、チーム事情に応じた補強をタイミングよくできたこと、これが、大物スターの獲得と同様に重要であったことは間違いない。
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photograph by Yukihito Taguchi
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