「どうすれば駅伝で自分の力を発揮できるのか?」
そんな大きなテーマをもって、SGホールディングス陸上部の近藤幸太郎選手と佐藤一世選手に対談形式で話をしてもらいました。
青山学院大学の先輩・後輩であり、ともに絶対的な主力として活躍、箱根駅伝では総合優勝も経験している2人。近藤選手はルーキーながら今年のニューイヤー駅伝で18人抜きの快走を見せており、今春、箱根駅伝優勝を果たした佐藤選手がSGHに入部したことで実業団でも同じチームに所属することになりました。
まず、陸上に関するものから普段の生活まで、「嫌いな食べ物はある?」「将来は指導者になりたい?」など25の質問に○×で答えてもらいました。2人の答えが一致することも、ずれることもあり、お互いの回答に「えっ?」と驚く一幕も。
2人に共通するのは、「陸上というよりも、駅伝が好き」ということ。近藤選手は普段スポーツでは陸上よりも野球、佐藤選手はサッカーを見ているといい、佐藤選手はなんと卒業旅行でイギリスを旅行し、三苫薫選手が所属するプレミアリーグ・ブライトンの試合を観戦したそうです(ちなみに愛知出身の近藤選手は中日ドラゴンズのファン)。
「休日は陸上から離れたい」という2人ですが、競技への取り組みは真剣そのもの。特に佐藤選手が強調したのが近藤選手のストイックさについて。「質も量も意識もすごいです」と語り、周囲からは大学3年で突如ブレイクした印象もありましたが「中で見ていたら当然の結果です」「もう少し早く結果が出ても良かった」とのこと。寮のルールが厳しい青学大の中でも(意外かもしれませんが)、私生活まで律していたそうです。
そう言われた近藤選手は「やるからにはまあ、ちゃんとやりたいなと」と少し照れくさそうに返します。「自分はストイックである」の質問には、近藤選手は◯、佐藤選手は×。「幸太郎さんのことを見ていたら、自分がストイックだなんて絶対に言えないですから」と先輩への尊敬を口にしました。
対談では、青山学院大学の原晋監督がよく口にしている「駅伝力」について2人に考えてもらいました。言語化するのが難しい概念ですが、近藤選手は駅伝力といったら一世ですよ」と後輩のフォームなどにも言及しながら説明をしてくれ、佐藤選手もそれに頷きながら「幸太郎さんは駅伝力120%です」。タイムでは劣っている選手にも駅伝では互角の戦いができる、その理由とは…。
さらに、トップランナーである2人ですが、「オリンピックに出たい」の質問にはともにまさかの「×」。積極的に世界を目指すわけではない、それでもトップレベルで戦うことができ、そのアスリートとしての未来もじっくり見据える考え方はとても興味深いものでした。
動画ではほかにも
●陸上人生で忘れられない悔しい試合の思い出
●2人が箱根駅伝で走ってみたかったのは共通して「◯区」!
●原晋監督の「言葉の力」はどんな時に感じるか?
●2人の休日の過ごし方
●SGホールディングスでの目標
●オリンピック、世界を「目指さない」選択をじっくり語る
●近藤選手は人脈おばけ?「走りん祭」のエピソード
などなど、たっぷりとお話していただきました。
お互いでツッコミ合う場面も多々あり、仲の良さもうかがえる2人。改めて今だから語れる大学時代の秘話も飛び出し、80分があっという間でした。
対談後に撮影した2人のサイン入りチェキも、こちらでプレゼント中です!
◆概要
出演: SGホールディングス 近藤幸太郎選手、佐藤一世選手
MC : 涌井健策、藤井みさ(NumberPREMIER)
収録日:2024年5月8日
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◆出演者プロフィール
近藤幸太郎 Kotaro Kondo
2001年1月30日、愛知県生まれ。豊川工高出身。青山学院大学3年時から頭角をあらわし、5000m、10000mで大学記録を樹立。全日本インカレ5000mでは2連覇するなど、エースとしてチームを引っ張った。23年よりSGホールディングス入社。24年2月、熊日30kmロードレース優勝。
佐藤一世 Issei Sato
2001年7月21日、千葉県生まれ。八千代松陰高出身。ʼ19年の全国高校駅伝では1区の日本人区間新記録を樹立するなど、高校時代から活躍。青山学院大では1年時の全日本大学駅伝で5区区間新記録をマーク。今年の箱根駅伝4区でも区間賞を獲得し、総合優勝に貢献した。24年4月よりSGホールディングス入社。
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