最先端のフットボールを学んだ、本場ならではのキャンパスライフ。異色の経歴の持ち主は、Jクラブを渡り歩きながら、日本人指導者の新たな道を切り拓こうとしている。(原題:[コラム]プレミアな日本人たち(3)「フットボール学部」出身、若き分析官が抱く野望)
過去に吉田麻也、南野拓実(ASモナコ)らが所属し、日本人にも馴染み深いサウサンプトン。今年の夏には菅原由勢が加入し、日章学園高の高岡伶颯の内定や、今季はトルコ1部・ギョズテペSKでプレーする松木玖生との契約でも話題となった。
実はこの街が、近年は日本人学生の留学先としても、密かに注目を集めている。その一端を担っているのが、フットボール学部を有するソレント大学だ。卒業後のキャリアは多様だが、ゲーム会社で欧州クラブと仕事をしている者もいれば、外国人指導者の通訳を担当している者もいる。
学術的学びに加え、実践経験の場も豊富。
同大学を2020年に卒業し、現在は名古屋グランパスで分析担当コーチを務める塚本修太は、大学時代の学びをこう振り返った。
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photograph by eugenesergeev / Hideaki Naito