【欧州サッカークラブのCEO】
ロシアW杯では多くの欧州組が躍動した日本代表だが、指導者として本場で活動する日本人はまだまだ少ない。ましてやクラブの経営に携わる者など数えるほどだ。だが昨季、ベルギーのクラブに日本人CEOが誕生した。
ロシアW杯では多くの欧州組が躍動した日本代表だが、指導者として本場で活動する日本人はまだまだ少ない。ましてやクラブの経営に携わる者など数えるほどだ。だが昨季、ベルギーのクラブに日本人CEOが誕生した。
日本サッカー界にとって、まだ成し遂げられていないことがある。それは日本資本による欧州クラブの安定経営だ。
2004年、IT企業のインデックス社がフランス2部のグルノーブルを買収し、4年後に祖母井秀隆GMの手腕によって1部昇格を果たした。だが再び2部に降格し、インデックス社の経営が悪化して撤退。後味の悪い幕切れになった。'12年、実業家の坂本圭介がスペイン2部のサバデルのオーナーになったが、挑戦は3年で終了。'15年に本田圭佑の所属会社がオーストリア3部のSVホルンの実質的経営権を取得したが、フェイドアウトしつつある。日本資本は欧州の壁に跳ね返され続けてきた。
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photograph by by STVV