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「この結果は信じられません。出し切れました」目標が“世界”になった時、友野一希が感じた重圧とは?<レポート/2019年>

2018.12.22 Japan Championships
(初出:Number PLUS FIGURE SKATING TRACE OF STARS 2018-2019 友野一希 新たな課題は“プレッシャー”。)

 友野一希にとって2018─2019シーズンは苦さを味わう1年となった。

 昨シーズンは全日本選手権で自己最高の4位となり、辞退者が相次いだことで急きょ世界選手権に出場。初の大舞台ではSP、FS、総合得点すべてで自己ベスト(旧ルールでのもの)をマーク、5位入賞を果たした。

「この結果は信じられません。できることは出し切れました」

 言葉が弾むのも無理はなかった。未来は希望に満ちていた。

 飛躍を期した今シーズンはGP初戦のスケートカナダこそ9位にとどまったが、ロシア杯では3位と表彰台に上がる。だが全日本選手権ではジャンプの失敗が相次ぎ4位に終わった。順位こそ前年と同じだったが、後退と言ってよかった。シーズン最大の目標としていた世界選手権代表入りもかなわなかった。

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photograph by Asami Enomoto
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