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NBAで今季スタート、熱戦続きのカップ戦「IST」のビジネス面の目論見とは?《準備は十分に、変化は恐れずに》

レイカーズのインシーズン・トーナメント用コート。中央には、優勝チームに贈呈されるトロフィーのデザインが

「50万ドルがかかっていると聞いたからな、狙っていくよ」

 11月10日、インシーズン・トーナメント(以下IST)のグループラウンド初戦、フェニックス・サンズとの試合に勝った後に、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)はそう宣言した。

 50万ドル、日本円にして約7500万円はISTの優勝チーム選手に与えられる1人当たりの賞金額だ。ヨーロッパのサッカーなどで行われているカップ戦を倣って今季からNBAが導入したISTは11月の火曜と金曜にグループラウンドが行われ、12月に東西各4チームによる一発勝負トーナメントで優勝を決める。高給取りのNBA選手たちといえども、これだけの額を1カ月余、計7試合で稼げるとなれば気合が入るというものだ。

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photograph by Getty Images
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