投打に圧巻の活躍でナンバーMVPを受賞。165㎞、日本一、WBC、メジャー挑戦と、激動の1年の最後にすべてを語った。(初出:2016年12月刊行のNumber特別増刊[ナンバーMVPインタビュー]大谷翔平 「二刀流が救ってくれた」)
―ナンバーMVP、おめでとうございます。
「ありがとうございます」
―パ・リーグMVP、日本プロスポーツ 大賞……このオフは受賞ラッシュですね。
「ホント、ありがたいと思います」
―唐突ですけど、大谷選手って普段、外出するときに帽子を目深に被ったり、サングラスをしたりしませんよね。
「だって、別にする必要ないかなって(笑)」
―街を歩いていて、「あ、大谷だ」ってバレちゃうの、イヤじゃないんですか。
「……イヤですかね? イヤですか? 別に僕、ヘンなところに行かないので(笑)。 そういうところに行くならバッチリやりますけど、そうじゃないので、どこでバレても全然、問題ないです。そういう自信があるから、帽子もサングラスもいらないし」
―相変わらずの野球一色ですね。ではクリスマスにサンタクロースがプレゼントをくれるとしたら、何をお願いしましたか。
「うーん、何ですかね……時間かな」
―時間?
「今は時間が欲しいですね。あと1カ月」
―その時間を何に使うんですか。
「それは、結局、野球です(笑)。やっぱ りオフの間、いろんなところへ行くとなるとやりたいことができなかったりするので、あと1カ月、準備期間が欲しいです」
―準備というのは、WBC?
「1次選考という早い時期に正式メンバーとして選んでもらいましたから、期待してもらっているのは感じますし、やらなきゃいけないなというのもありますから……」
―WBCではピッチャーとしてもバッターとしても期待されています。二刀流については、この1年でずいぶん周りの空気が変わったと感じていますか。
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photograph by Nanae Suzuki