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トップクラブの成長を促す新機軸はサステナブルなJリーグを生むか。

2022/12/10
今年3月に第6代チェアマンに就任した野々村。現役時代は市原、札幌でプレー。'13年から'22年まで札幌社長

 平等から競争へ――。Jリーグが従来のやり方を見直し、改革を試みる構えだ。

 このままでは頭打ちになる、との危機感がその背景にある。アジェンダは2つ。1つは来季60に拡大されるJクラブが各地域でどう成長するか。もう1つはトップ・オブ・トップのクラブがどう成長するか。

 前者は「地域密着」の理念に基づく底上げ。新しい視点は後者のほうだ。野々村芳和チェアマンによれば「国内で圧倒的にメジャーなクラブになること、ひいてはグローバルに戦えるコンテンツになることがとても重要」だという。

 現状、Jリーグを支える大きな柱が放映権料だ。その金額を引き上げるには、国内で圧倒的な人気を誇るクラブが複数存在しなければならない。実際、リーグ内のトップ10に入るクラブの人気と放映権の金額が比例するからだ。

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photograph by KYODO

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