男子マラソンの世界記録保持者、エリウド・キプチョゲが、陸上界の関係者をあっと言わせる世界記録を出した。9月25日のベルリンマラソンで、2時間01分09秒を出して、2018年に出した自身の世界記録をちょうど30秒上回った。
'18年に出した記録、2時間01分39秒は、歴史上、初めての2時間01分台の記録で、デニス・キメットが持っていた2時間02分57秒を大幅に縮める、時代を画する記録だった。当時、キプチョゲは33歳だった。
2時間01分台の世界記録を上回るというのは、どう考えても簡単なことではなく、破られるにしてもずっと将来の話になるのではないか、と思われたが、さらなる世界記録を出したのは、37歳になったキプチョゲ自身だった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images