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「死の組」突破へ戦略はあるか。別格にひれ伏す前にできること。

2022/04/20
'93年のW杯アジア最終予選で「ドーハの悲劇」を味わった指揮官は「“ドーハの歓喜”に変えたい」と意気込む

 まさに前門の虎、後門の狼――。この冬に中東のカタールで開催されるW杯のことだ。先頃の抽選会でグループステージの組み合わせが決まり、E組の日本は初戦でドイツ、第3戦でスペインと相まみえることになった。

 無論、第2戦の相手(コスタリカとニュージーランドの大陸間プレーオフの勝者)も侮りがたい。ただ、ドイツとスペインはやはり別格だ。何しろ世界に8つしかない歴代W杯王者の一角である。

 本大会で“ビッグ8”との対戦はたったの2回。'98年フランス大会のアルゼンチンと、'06年ドイツ大会のブラジルだ。いずれも日本が敗れ、グループステージで姿を消した。

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photograph by KYODO

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