「古き良き昭和の日本」の光景に触れることができた気がして、何だか心が温かくなりました。
著者の山浦玄嗣さんは昭和15年生まれの医師で敬虔なクリスチャンでもあります。東北大学の助教授を務められた後に郷里の岩手県大船渡市で医院を開業され、この本は8人の子どもたちとのやり取りを綴った言わば“子育て録”。僕は今まさに子育て真っ最中なので、いちいち参考になります。
序章にはこのようにあります。
「父親はみずから父親になるのではなく、子どもによってむりやりに父親にならされるのである。父親は子どもの偉大な師であるが、子どももじつは父親の生みの親である」
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