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【動画】「日本国籍を取るというのは…」ジョシュ・ホーキンソンが語る人生の“2つの岐路”と両親から受け継いだ“自己犠牲”の精神「だから人生は面白い」《サンロッカーズ渋谷特集②》
FE名古屋、信州を経て、2023年からチームの主力としてプレーするジョシュ・ホーキンソン選手。昨季は全試合に出場し、出場時間、リバウンド数、得点においてチームトップの成績を残しました。
一方で、チームの状況は決して良いとは言えません。昨季は中地区6位となり、4年連続でCS進出を逃す結果になりました。昨季終盤から新しいHCを迎え、再起を図るチームについてホーキンソン選手はこう話します。
「チーム力はかなり高まっていると思う。今シーズンは新しいコーチやスタッフも来てチーム力が高くなったことが昨シーズンからの大きな変化だと思う」
野球かバスケか、そして日本国籍の取得
そんなホーキンソン選手には2つの大きな人生の岐路がありました。ひとつは17歳の時。当時は野球のピッチャーとして将来を有望視されていたホーキンソン選手ですが、肘の故障を抱えてしまいます。手術をして長いリハビリ期間を乗り越えて野球を続けるか、それとも野球ほどリハビリに時間はかからないバスケにするか……。悩んだ末にバスケの道を選択します。
「バスケを選んだからこそ日本に来て日本人としてバスケをしている。野球をやっていたら日本に来ていなかったかもしれない。ひとつの決断で人生が2つに分かれる。その決断で人生が全く違う方向に進むわけで、だから人生は面白い」

もうひとつの分岐点は、2023年の日本国籍取得という決断です。大学卒業後から日本でプレーしていたホーキンソン選手は、国籍取得を機に日本代表でもプレーするようになりました。この決断は野球かバスケかの選択に比べるとそこまで悩むものではなかったと話します。
「日本国籍を取るというのはそんなに難しい決断ではなくて、日本のバスケ界に貢献したいという気持ちが大きい。すでに日本にいたし、日本の人々をハッピーにしたい」
2020年に天皇杯を制したSR渋谷ですが、リーグ優勝にはまだ縁がありません。悲願のタイトルに向けて、「カルチャーを作って、ケミストリーもしっかりしていて結束している」チームになることが必要だと言います。ホーキンソン選手は長年キャプテンを務めてきたベンドラメ礼生選手と共に今季からはダブルキャプテンという立場になりました。チームの大黒柱として、これからどんなチームカルチャーを築いていくのかに注目です。

この動画では以下のようなことについても語っていただいています。
- 今季のチームが見せる昨季との違い
- 若手のホープ、大森康瑛選手についての印象
- チームの90周年に思う“興味深い”点について
- 両親に影響を受けた自身の“自己犠牲”のアイデンティティ
日本代表戦後には観客の前で歌声を披露するなど「誰かの笑顔になるようなことをしたい」と語るホーキンソン選手。今回の動画では最後に日本語で自身の描く将来像も明かしてくれています。今季もチームトップの出場時間(11月21日時点)を誇るホーキンソン選手の約20分のインタビュー動画、ぜひご覧ください!(聞き手:鈴木忠平、9月5日取材)
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