自宅前の公園でひとり、ボールを蹴っていた。教科書はYouTubeの中のNFLキッカーたち。元サッカー部で、アメフト経験はない。20歳だった。
大学受験に2度失敗し、人生の行き先を見失っていた松澤寛政に父・徹治さんは「日本の外を見てこい」とアメリカへの往復チケットを渡した。サンフランシスコで観たNFLの試合に心を奪われ、キッカーとしてNFLを目指すと決めた。
ステーキハウスで資金を貯め、コミュニティカレッジに単身で乗り込んだ。英語も満足に喋れない中、全米各地のキャンプを飛び回った。貯金が尽きて電話口で泣いた夜、母・裕美さんは「お金はどうにかなる。やりたいことをやりなさい」と言った。ハワイ大学に辿り着くまでに5年かかった。
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photograph by Naoki Kitagawa
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