日本ハムの監督を10年間にわたって務めた栗山英樹監督が退団した。近年、最初に就任したチームで、10年にわたって監督を務めるというのは、相当にまれなことだった。栗山監督の10年間をじっくり振り返ってみよう。
10年間で2012年、'16年に優勝、'16年は広島との日本シリーズでも勝利した。Aクラスが5回で、通算の勝敗は684勝672敗54分だった。就任1年目を含む2回の優勝は球団の歴史に重要なページを刻んだ。だが通算勝率.504という成績は、勝った試合が、負けた試合をちょっとだけ上回るという成績だった。通算の勝率だけなら、歴代の日本ハムにおいて、栗山監督より上の監督はいた。
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photograph by Hideki Sugiyama