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堂安律が語った日本とブラジルの“選手”の決定的な違い「団結力で戦うことにやりがいを感じていたけど」《日本代表のリーダー》

2026/07/14
キャプテンマークを巻いた堂安
前回大会のようなゴールはなかった。だが、労を惜しまず守備にも奔走する姿は、間違いなく日本の活力になっていた。ピッチの内外でチームを牽引した男は、今大会で何を感じたのか。(原題:[10番の責任感]堂安律「リーダーの熱量で」)

〈相手のエースがムキになって向かってきてくれたら、どんなに良かったか〉

 日本のエースナンバーである10番を背負う堂安律はそう考えている。

「後半のブラジルは隙のないチームでした。(前半と)変わったのは、ビニシウスが中に入らず、サイドに張ってきたこと」

 日本代表はこれまでW杯決勝トーナメントにおいて、一度も勝ったことがなく、W杯優勝経験国との対戦も今回が初めて。そんな状況で、最多優勝国ブラジルとトーナメント初戦で顔を合わせた。日本サッカー界にとって、W杯史上最大の一戦だった。

 日本は、そんな大一番で狙い通りの戦いを見せ、1-0とリードして後半を迎えた。相手のエース、ビニシウスが焦りと責任感の強さから空回りしてくれるようなシーンが見られれば、最高だった。

「ただ、彼も賢いので、僕らがダブルチームをかけにいったとき、シンプルに(パスを)出してくる。もっとムキになって、ドリブルしてくるかなと思ったんですけど、罠にはまらず、後半の45分間しっかり試合を作りながらやってきたなと」

 百戦錬磨のビニシウスは、冷静に攻めてきた。彼が感情をむき出しにしたのは2つのゴールが生まれた直後くらいだ。

 だが、堂安は他人事のように振り返りたいわけではない。試合後、真っ先に向けたのは、自分自身への厳しい視線だった。

「点を取れていないので。中心となり声をかけてきたし、守備を頑張った。ただ、ゴールでチームを助けたい思いが強かったから、自分へは厳しい目を向けています」

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photograph by Tsutomu Takasu

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