世界はオリンピックにあきた。もちろんスポーツにはあきていない。
アスリートの崇高な喜怒哀楽のまわりに塗りたくられた「破格の祭典」という仕掛けにあきた。
開会式の直前に書いている。スタジアムやアリーナにおけるゲームは、レースは、バトルは、演技は、きっと人間の心を動かす。ここは普遍だ。自分の職業に引き寄せるなら書き語り伝えたくなる。
だからこそ思う。
なぜ熱帯化しつつある日本列島の夏の盛りに開かれるのか。
なんで選手でもない統括団体の「役員」や「関係者」が「☆」の並ぶ上等なホテルのそれは上等な部屋に泊まるのか。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Naoya Sanuki/JMPA