偉大な先輩投手たちからの教えを受け、リーグを代表する捕手へと成長した「梅ちゃん」。本号発売日に30歳を迎える背番号2が語った、快進撃を支える新星たちへの思いとは。(初出:Number1029号梅野隆太郎「扇の要の“感じる力”」~兄貴分が示す日本一への道~)
「扇」が風を吹かせ、「要」は強さを生む。今、甲子園に巻き起こる“黄色の旋風”。けん引するのは梅野隆太郎の献身とリーダーシップに他ならない。本号発売日が30歳の誕生日。気づけばプレーボールの瞬間、グラウンドを見渡しても歳上の日本人は見当たらなくなった。近本光司、大山悠輔、佐藤輝明……快進撃の象徴はみんな後輩だ。プロ8年目の「先輩」は彼らの躍進をどう捉え、「扇の要」として新生猛虎をどのように歓喜の秋へ導いていく算段なのか。
「開幕から想像以上の勝ち星を挙げられているとは思います。守り勝つというテーマの中で投手中心にリズムを作って、先に点を取られても野手がカバーする。野手で言うと打線の1番から8番までそれぞれが自分の役割をしっかり把握してプレーできています。持ちつ持たれつ……接戦をモノにできている要因だと思いますね」
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Hideki Sugiyama