語り継がれる名勝負をその演者のひとり、審判が振り返る。彼しか知らない新たな景色が見えてくる。
2006年 ラグビー日本選手権 2回戦
早稲田大 28対24 トヨタ
2月12日/秩父宮ラグビー場
元NZ代表や日本代表を抱えるトヨタに清宮克幸監督率いる早稲田が挑んだ2回戦。前半は五郎丸歩のPGで先制した後者が佐々木や曽我部佳憲のトライで一時は14点差をつける。後半はトヨタの猛反撃を受け4点差に迫られるも勝利。大会方式変更後、学生初の準決勝進出となった。
◇
当時、学生と社会人の差はすでに大きく開いていましたが、この年の早稲田は強く、私は「日本選手権に実力で入ってきた強豪同士の対戦」と捉えていました。実際にスクラムやブレイクダウンは互角でした。
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