信じられないような爽快な光景だった。
南米の強豪を若き攻撃陣が切り裂いての4得点。
快勝の立役者となった新たなる背番号10番が独占取材に応じ、その独特なサッカー観を語った。
南米の強豪を若き攻撃陣が切り裂いての4得点。
快勝の立役者となった新たなる背番号10番が独占取材に応じ、その独特なサッカー観を語った。
恐ろしいほどに真っ直ぐな純真さを、中島翔哉は胸に宿している。9月に始動した新生日本代表で背番号10を背負う24歳は、感情の奔流に踊らされることがない。
「背番号10に対する期待は、もちろん感じています。でも、期待に応えるためにプレーすると、結局は期待に応えられないと思うんです。それって、自分のプレーもできていないということなので。9番でも10番でも、20番でも23番でも自分は変わらないですし、楽しくプレーするなかで、期待に応えられたら、と思います」
国際Aマッチ4試合目の出場となった10月16日のウルグアイ戦でも、期待や重圧に押し潰されることはなかった。FIFAランキング5位の伝統国は、スペインやイタリアの強豪クラブに所属する選手を揃える。経験も実績も体格も上回る相手にひるむことなく、167cmの中島は得意のドリブルで歴戦のDFを翻弄し、パンチ力のあるシュートでゴールを脅かした。
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photograph by Takuya Sugiyama