カナリア軍団に一蹴されたアギーレジャパン。しかしその大敗から学び取るべき教訓がある。元セレソンの3人が語る、日本代表の未来とは。
4失点の大敗に、早くも失望の声さえ聞こえたブラジル戦。では、母国の快勝を見届けた元セレソンたちは、日本代表の“現在”をどのように捉えたのだろうか。かつてJリーグでもプレーし、今回はブラジル代表監督として対戦したドゥンガ、同じく日本で選手、監督として日々を過ごしたジョルジーニョ、そして親日派として知られるロベルト・カルロスの3人に話を聞いた。
“20年前の日本とは違う”と警戒していたドゥンガ。
日本対ブラジルの試合を前に、ドゥンガは次のように20年前との違いを強調して、アギーレジャパンを警戒していた。
「僕が1995年にジュビロ磐田に入団した当初、日本人の選手が勝利への意欲や執念を持っていなかったことがカルチャーショックだった。好プレーをすれば満足してしまい、スタンドからの拍手でも待っているかのように、そこで止まってしまっていたんだ。僕はいつも、勝利へのメンタリティを周囲に要求することに力を注いだものだ。
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