新興メーカーの日本進出を陰で支える元ミュージシャン。サッカーと共に歩んだ波乱万丈の半生とは?
人生には何一つ無駄なことはない。アメリカ発の新興スポーツメーカー『ウォーリア』で働く酒井崇光の人生を振り返ると、それをあらためて実感できる。
元々、酒井はロンドンで活動するミュージシャンだった。25歳のときに渡英し、3年後にバンド『ジェイミー・ハートマン』の一員(ベース担当)としてメジャーデビュー。日本人は酒井くらいしかいなかった当時のロンドン音楽界で、厳しい競争を生き抜いてきた。
稲本潤一がアーセナルに移籍してきたのは、そんなある日のことだった。旧知の『JUDY AND MARY』のTAKUYAから「いい選手がいるから」と紹介を受けると、同じ“欧州組”として意気投合。互いに試合とライブを訪れ合うようになった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by photographs by Shinya Kizaki