20年目のJ1リーグは、序盤から何かと騒がしい。名門や強豪の低迷が相次ぎ、開幕から2カ月で早くも3チームが監督交代へ踏み切った。
リーグ全体に不透明感が漂うなかで、主役に躍り出ているのがベガルタ仙台だ。開幕から9試合連続負けなしの好スタートを切り、前週末の11節終了時では7勝3分け1敗である。勝ち点24で堂々の首位に立つ。
躍進は驚きではない。当時J2だった2008年に手倉森誠監督が就任してから、'09年にJ2優勝でJ1昇格、'10年に14位でJ1残留と、右肩上がりに力を蓄えてきた。昨年は4位に食い込んでいる。
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