キャンプインの時期は、新人や移籍組が注目を浴びる。
今オフは近年になく、多くの大物選手が新しいチームに移ったから、このキャンプは話題性の高い選手が多い。
その中で、プロ野球が一つの曲がり角に来ていることを示した選手がいた。FAでソフトバンクから巨人に移った杉内俊哉だ。移籍した理由の一つは、ソフトバンクの年俸提示が、成績に応じた変動制だったこと。いわゆる「出来高契約」だ。杉内としては、自分が信頼されていないように感じたのだろう。
ソフトバンクの2011年日本人選手の総年俸は31億6650万円でパ・リーグトップ。これに実績ある外国人選手が4人いたから、選手総年俸は40億円前後だったはずだ。
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photograph by Naoya Sanuki