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レッドブルの失速で、 終盤戦は三つ巴の様相に。 ~ベルギーGP以降の8戦を占う~

ハンガリーGPでベッテルは粘って2位を確保したが、マクラーレン勢の充実ぶりも窺えた

 失速の夏――。独走を続けてきた首位レッドブルが7月のヨーロッパラウンドで“3連敗”を喫した。イギリスGPでフェラーリのF・アロンソが遅すぎた今季1勝目を得た後、ドイツ&ハンガリーGPではマクラーレン勢が連勝。冷夏が続き、雨がらみのコンディションとなったこの3レースだが、それが彼らの直接的な敗因とは言えない。

 依然チャンピオンシップポイントではS・ベッテルが大量リードを保っている。しかしコース上でのスピード・アドバンテージは無くなった。第12戦ベルギーGPまでいまは「8月休戦」に入っているが、もしハンガリーからすぐ続いていたら、4連敗する可能性があったと思う。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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