3月初旬のJRA定例記者会見の席上、審判担当の金田裕之理事から、重大な違反を繰り返した騎手に対し、事前に本人に通告したうえで、加重した制裁を行なう強い方針が明らかにされた。
その時点で、金田理事が言う「制裁による抑止効果が働いていない、違反を繰り返す騎手」に該当していたのは、三浦皇成と松岡正海の二人。三浦は9人が落馬した1月11日の中山と、2月6日の中京で騎乗停止処分を科せられていたし、松岡は12月20日の阪神と、1月24日の中山で他馬の進路を妨害して、それぞれ4日間の騎乗停止の罰を受けていた。金田理事の言葉通り、会見後に「事前の通告」もされたそうだ。
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photograph by NIKKAN SPORTS