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「ディープインパクトの後継者は?」凄さが霞んだライバルと混沌の“跡継ぎ”争いを読む《ハーツクライ、リアルスティール、フォーエバーヤング…》
2026/05/31
種付け料が世界一となり、日本の英雄となった絶対王者。では、その玉座を狙う者たちの能力はいかほどだったのか。そして、君主亡きあとには新たな後継争いが起きる――。(原題:[絶対君主であるがゆえ]凄さが霞んだ好敵手と混沌の跡継ぎ争い キングカメハメハ/ハーツクライ/リアルスティール&フォーエバーヤングetc.)
ディープインパクトの血の価値を端的に示す数字がある。
4000万。
種牡馬入り初年度の種付け料は国内繫養種牡馬の最高値1200万円でスタート。産駒の活躍を受けて年々上昇し、2018年には4000万円まで高騰した。種付け料が公開されている種牡馬の中では当時、世界一。現役時代に同馬を管理した池江泰郎元調教師の言葉を引用すれば、まさしく「生きる宝石」であった。
その名伯楽の長男である池江泰寿調教師は、ディープの子で最も多く勝利(218勝)しているトレーナー。ミッキークイーン、サトノダイヤモンド、アルアイン、サトノアラジンでGI制覇。今年2月、現役のディープ産駒で唯一の重賞勝ち馬ディープモンスターでカタールのアミールトロフィーを制し、産駒の重賞勝利記録を17年連続に伸ばした立役者でもある。
「ディープの子供はオールマイティーに走りました。動きがしなやかでバネが素晴らしく、瞬発力があった。パワー型もいましたし、国内にとどまらず、オーギュストロダン(欧米でGI6勝、'23年アイルランド年度代表馬)も出ました。日本の種牡馬の産駒がイギリスのダービーを勝つなんて事件ですから」
他にもイギリスではサクソンウォリアーが2000ギニー優勝。フランスでもビューティーパーラーが1000ギニー、スタディオブマンがダービーを制した。世界中のホースマンからも一目置かれた日本の英雄。国内では'12年に初めてリーディングサイアーに輝き、世を去って3年が経った'22年まで11年間、その座を譲らなかった。
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photograph by KYODO
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